初めての友

こんばんは。今日も来て頂いてありがとうございます。



では今日も北方水滸伝第一巻「曙光の章」から、医師、安道全の言葉をご紹介します。



安道全の言
「私は師を持ったことはあるが、友を持ったことはない。友がどういうものかも、分かってない。ただ白勝のことが気になって仕方がないのだ。」



牢城内にいる名医の安道全を味方にするべく牢城に潜入した林沖。そこで出会った医師安道全は病気を治療することにしか興味のない男だった。彼を手伝うこそ泥の白勝が牢城内で細々としたことを手伝いながら、面倒もみていた。林沖も薬草作りの手伝いをする傍ら、仲間にする機会を探る。



そんなとき、つまらぬ盗みで房に入れられた白勝が病を得て重病となり、自分なら治せることを訴え、必死に林沖に助けを求める・・



心から信じることができる友。心配し、涙し、笑い、毒づき、その友のためならどれ程の力も尽くそうとする・・




友と呼べる関係性を、これ迄の人生でどなたとも築くことが出来なかった身としては、とても眩しく感じます。

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