北方水滸伝

かなりお久しぶりの更新です。


今回から僕が敬愛して止まない北方謙三氏の著書「水滸伝」から、登場人物の台詞をご紹介していきます。


完全な自己満足の世界なので、その辺はご了承下さい。


水滸伝第一巻「曙光の章」より


王進の言

「本人が修業したいという思いがなければ、いくら教えても無駄になるだけです。」


禁軍武術師範の座を終われ、病を得た母と共に落ち延びた先で出会った史家村の保正の息子、史進。その才能ゆえに己の腕を誇り、他を軽んじる姿勢に立ちはだかる王進。その非凡さを感じながらも、自らの課した修業に耐え抜けるのか・・


何かを学びたいと思ったとき、自らが心底からやりたいと思わない限り、なかなか身に付くことが出来ない難しさがこの一言に詰まっているように思えます。

老子が好きなんです。

いつもありがとうございます。楽歴学史です。


中国の諸子百家の中では、自分は老子が一番好きです。


老子と荘子の唱えた思想をひとまとめにして「老荘思想」とも「道家」とも呼ばれています。


守屋洋先生の「中国古典百言百話6:老子・荘子(PHP文庫)」によれば、老子と荘子はひとまとめ


にされてはいるが、けっこう、いやずいぶん違うことがわかります。



いずれも「道」というものを認めることから始まっていて、老子の場合は万物の根源にある存在としての「道」=「無」があることではじめて万物が生み出されるが、一切自己主張せず、そのありかたは「無心」「無欲」「無為」「柔弱」「謙虚」「質朴」「控え目」などの徳を体現しています。一方の荘子は「道」の前では善悪・是非を言ってもたいして変わらないのだから世俗の価値観を超越して伸びやかに自由に生きるべき、という自由人の思想ともいえます。







・・・・・・・ついてきてますか??






また、守屋先生はそれ以外にも、老子は寡黙であり、その全篇は「箴言集」の趣があり、ぽつりぽつりと独り言のような、広漠たる大陸の大地の底から漏れてくる孤独なつぶやきのような感じとし、一方の荘子は饒舌で、寓話などをふんだんに織り交ぜながらたたみかけてくる文学にも匹敵する伸びやかで奔放な語り口であると・・・






・・・・・・・寝てませんよね??






そんな中でハウツー本にもよく出典されているのが老子第十七章です。


「太上 下知有之。 其次親誉之。 其次畏之。 其下侮之。」
(太上は、下これあるを知る。その次は親しみてこれを誉む。その次はこれを畏る。その下はこれを侮る。)


つまり「最も理想的な指導者は、部下から存在することさえ意識されない。部下から敬愛される指導者は、それよりも一段劣る。これよりさらに劣るのは、部下から恐れられる指導者。最低なのは、部下からバカにされる指導者だ」とされています。




・・・部下から存在することさえ意識されない・・・



それって、無視されてるのか?



それとも、いるかいないかすら分からないほど存在感がないのか?



とも受け取れるのですが・・



いやいや



要は、弁解も宣伝もせず、業績を上げても自分の働きとは認識されない、ある意味「縁の下の力持ち」とでも言うか、部下の働きを裏からそっとサポートして、その功績を決して口に出さない、謙虚で控え目な指導者こそ最上なのだ、ということを言いたいのでしょう。







・・・もう、誰もいませんよね・・・



嗚呼、我が青春の三国志

ご機嫌いかがですか? 楽歴学史です。


何事にもきっかけというものはあるわけでして。
自分がなぜこんなに歴史好きになってしまったのか、このブログを始めてから考えてみました。





・・・・・・


三国志です!考えるまでもありません!!


今や三国志を知らない方は歴史好きにはいないでしょう。
今更三国志の良さを改めて語る必要もないでしょう。
今も衰えることなく続く三国志の人気と褪せることの無い登場人物1人1人の魅力について、何もこの場でお伝えしなくても、お分かり頂けるかと思います。





でもでもでも  やっぱり語りたい!  いや語らせて!!




・・・始まりは、そう、今から二十ウン年前。


中学生の自分が「横山光輝」先生「三国志」(潮出版社・月刊コミックトム:「衝撃の100ページ連載中!!」)を、今は存在しない駅前の書店で何気なく立ち読みしたことからでした。




ブックオフもなく、古本屋には置いてないそのマンガを、定価370円で購入し、厳格な親がいる部屋で勉強するふりをしながら参考書の下に三国志を隠し、まるで青少年が決して見てはいけない雑誌を見るかのように興奮しながら一気に読破したことを今も鮮明に覚えています。


その後KOEIのゲーム「三国志」シリーズを経て「吉川英治」先生の「三国志」の虜となる言わば三国志教育を受けさらに人形劇三国志(紳助竜介司会進行)にハマり三国志演義(羅漢中:立間祥介訳)を受験し正史三国志(陳寿 裴松之 注:今鷹真・井波律子 訳)に数回挑戦した後ようやく合格しその後は再びゲームに戻ったはいいがゲーム自体よりKOEIから出版されている関連書籍や「三国志武将FILE(シブサワ・コウ監修)」を読み耽る日々を続けさらに近年映画レッドクリフや中国ドラマ三国志等時間を見つけてはひたすら鑑賞して◎□△〇☓▽・・・・・・








・・・取り乱して大変申し訳ございませんでした。深く反省致します。。。



三国志が自分の原点です。


また、KOEIのゲームつながりで「信長の野望」シリーズを始めてから日本の歴史にも興味を持ち、やはり「横山光輝」先生の「織田信長」「豊臣秀吉」を今は存在しない駅前の書店で何気なく立ち読みしたことからでした。 ブックオフもなく、古本屋には置いてないそのマンガを・・・・・・




ん?待てよ?


何だか同じことを書いているような・・・


いずれにしても、楽しく歴史を学びたいです。


読んだ書籍や文献、人物やストーリーを、すべて覚えているかと言えば明らかに無理ですが、その時その瞬間はとても楽しく充実した時間を過ごしたのではないかと思っています。


今までもそうでしたが、これからも、時間を見つけてはいろいろ学んでいきたいと考えてます。


本当に長い間お付き合い頂いてありがとうございました。このブログを今日をもって卒業させて頂きますが、この経験を次に活かしてこれからの人生も・・・・・・








あれ?   違うでしょ??


最終回っぽい感じで締めそうになってますが、そもそも長い間お付き合いも何も、昨日今日始めたばかりだし!



まだ終わりません。  終わりませんからっっ!!